ブリヂストンの2年越しの株価上昇トレンドが継続しています。2020年に「経営課題を先送りしない」ことをうたって生産性の低い工場の再編などを実施、69年ぶりの赤字となりましたが、21年に入ってからも社会環境やモビリティ、タイヤ業界の将来の変化を見据えた大胆な施策を打ち出し、市場の評価を得ています。事業戦略策定の前提として描く未来は2050年で、そこまでの激動に勝ち残るには、タイヤ事業での「稼ぐ力」の再構築、売るだけではないソリューション事業の展開、そしてリサイクルやソフトロボティクスなどの分野への戦略投資が不可欠とみます。「変化に対応できる強いブリヂストン」を目指し、財務面の強化や脱炭素対応も進める石橋秀一CEOに、これからの戦略を聞きます。

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