2022年1月25日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日24日(月)の米ドル/円は113.50円が割れて、瞬間突っ込んで113.47円付近の安値をつけた。しかし、113円ミドルには、GPIFなどの機関投資家の大口の買いがありそうなのであまり突っ込み売りはしたくない。個人的に、中長期的には米ドル/円はまだ上を狙いに行くと考えているのだが、目先はロングが溜まった分の投げも入りやすいようで下値が固まるまではそう大きくは上がらないと考えている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、広く見て112.50~115.25円。もし113.40円が割れて、113.15~113.20円で止まらなければ、という条件で予想下値は112.50円。一方上値は114.80円付近は相当重いと見ているが、これを突破した場合115円にはストップがありそうだが、少し超えて115.25円付近まで行く可能性があると考えている。ただし上下ともインサイドとしては113.15~115.00円の予想。今週はイメージ的には、揉み合いつつ上値が重くなりそうなため、方向的には戻り売りを狙っていく形かと思っている。具体的には114円前半から114円ミドルにかけて一旦売り場を探し、114.50円を超えたら一旦切って115円手前で売り直し。ショートの利食いは113円前半ならいいだろう。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。