2022年1月26日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
明日27日(木)、日本時間早朝終了のFOMC会合では、3月の利上げ開始が示唆されるのはほぼ間違いない。ただ、パウエルFRB議長が50ベーシスポイント(1bp=0.01%)の利上げを示唆するかどうかはかなり不透明。ブルームバーグ・エコノミクスは、パウエル氏がその可能性を大きく扱わないとみているが、同氏が会見でどんな言葉遣いを見せるかに注目が集まっている。また議長は、早期かつ速いペースでのバランスシート圧縮がどういった結果をもたらし得るか、より詳細なガイダンスを提供する公算が高まっている。 一方、最近のバイデン米大統領は、あまり余裕がない様子。
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「なんてバカなくそ野郎だ」。バイデン米大統領が一昨日24日(月)、ホワイトハウスで、深刻な問題となっているインフレについて質問した記者を汚い言葉でののしった。インフレや新型コロナウイルス対策など山積する課題への対応を批判されて支持率が低迷する中、いら立ちを隠せなかったようだ。質問したのは政権に批判的な保守系FOXニュースの記者。バイデン氏が出席した経済関連会合の冒頭取材終了後、退出する際に「11月の中間選挙でインフレは問題になると思うか」と尋ねた。バイデン氏は「いや、むしろ強みだ。もっとインフレでも」と答えた後、記者を罵倒した(出所:共同通信社)。
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バイデン大統領がインフレに対して余裕がないことを表している。FOMCの対応に更に注目が集まる。
現在の為替相場の戦略やスタンス
トレード戦略としては、ここからもナスダックの下落は続くと想定しており、米ドル/円の戻り売り継続で臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。