この記事は2022年2月28日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年2月28日(月)の午前10時過ぎにウインインベストジャパンの齊藤トモラニさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
齊藤トモラニ ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナー受講生。受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として活躍。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。 |
現在の為替相場の傾向や相場観
2022年2月25日(金)は「欧米勢のロシアの経済制裁がそれほど強いものではなさそう」との観測と、来月15日(火)~16日(水)に行われるFOMCでの利上げ幅は0.5%にはならないとの楽観的観測から米国株価は大幅上昇して引けている。
ただし、今週初は欧米がロシアに対してSWIFTの使用を禁ずると報道されているので、株価、米ドル/円とも急反落の可能性がありそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
先週25日(金)の米ドルは終日、弱含んで終えている。ドルインデックスは前日の97.049から96.541へと大きく反落。タイムサイクル的には、2月22日~3月2日の天井圏が早くも終了して次の2月28日~3月9日の底値圏に向かった値動きのようだ。
ただ、2月22日~3月2日の天井圏は明後日、今週3月2日(水)まで有効なので再度上値トライもありえるだろう。エリオット波動的には1月28日の高値から下降b波が2月21日に終了して上昇c波に入ったと思われる。
米ドル/円60分足チャートをみると、25日(金)の午後1時の足で115.15円付近の安値を付け、翌26日(土)午前2時に115.76円の高値をつけている。タイムサイクル的には2月22日~3月2日の天井圏に向かった値動きのようだが、今週中にはいったんのピークをつけ、その後3月1日~9日の底値圏に向かって反落していくかと思う。
エリオット波動的には1月4日からの下降a波が1月24日に終了して調整の上昇b波が進行していたが、2月15日から下降c波に入った模様。チャートを見ると、115.15~115.85円のレンジになりそうな感じ。115.15円を下回ってこなければ買いから入ってもいいのかと思っている。
▽米ドル/円の4時間足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。