この記事は2022年2月25日(金)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年2月25日(金)の午前8時すぎに現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一 青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。 |
現在の為替相場の傾向や相場観
とうとうロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始した。
ウクライナの一部の地域だけだと思われていたロシアの侵攻だが、ブルームバーグによれば「ウクライナの首都キエフは2022年2月25日(金)の日本時間夜にもロシア軍の手によって陥落する可能性がある」と西側情報当局の高官がコメントしたようだ。
ウクライナの防空能力は事実上、無力化。ロシア軍のミサイルや大砲による攻撃や空爆が全土に拡大している模様だ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
政治ではなく、相場に視点を戻すと、開戦のタイミングで「buy the facts」になる可能性があるため警戒していたが、今回はどの時点で開戦となるのかわかりにくい展開。
ただ、米国株はダウ平均とS&P500種、ナスダック総合がいずれも反発。特にナスダックは3.4%も反発しており「buy the facts」の動きだ。ナスダックの反発に呼応して、豪ドル/円の押し目買いで臨みたい。
▽豪ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。