この記事は2022年3月28日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年3月28日(月)の午前11時すぎにウインインベストジャパンの齊藤トモラニさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
齊藤トモラニ ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナー受講生。受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として活躍。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。 |
現在の為替相場の傾向や相場観
世界の債券が売られており、米10年金利は2.5%近くまで上昇してきている。2年金利も2.276%まで上昇し、イールドカーブが極端にフラット化している。米株価は一時売られたが引け値では前日から横ばいで週を終えている。
米ドル/円は東京時間に100pips以上の下げ局面もあったが、ほぼ行ってこいの状態で戻っている。2022年3月25日(金)のドルは東京時間は売られたが、以降、強含みで一日を終えている。
ドルインデックスは前日の98.771から98.807へとわずかに上昇。タイムサイクル的には、3月18日~3月25日の天井圏を依然としてトライしていたが、今週は3月22日~3月30日の底値圏に向かって反落し始めるはずだ。
エリオット波動的には3月14日に上昇e波が終了したとみている。現在はf波で下げ、あるいは横ばいの動きとなるだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円60分足チャートでは先週3月25日の午前8時の足で122.44円付近の高値を付け、午後1時の足で121.18円の安値をつけており、2016年2月以来の高値から反落している。
米ドル/円の一日の値幅は約1円26銭と極めて大きな値幅となった。米ドル/円はタイムサイクル的には3月22日~3月30日の天井圏に向かって続伸すると考える。
ただし、明後日30日までは、いったんのピークがついて3月28日~4月1日の底値圏に向かって反落。エリオット波動的には3月4日に下降D波が終了して上昇E波のa波が依然として進行中のようだ。
底値圏に向かうタイミングで押し目を拾いたい。できれば上昇トレンドライン付近まで押し目を作ってくれるといいのだが、そこまでの調整はないかもしれない。
▽米ドル/円の4時間足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。