この記事は2022年5月27日(金)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=terovesalainen/stock.adobe.com)

2022年5月27日(金)の午前11時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

2022年5月27日(金)。先週まで荒れていた米国株だが、今週は安定を取り戻した展開。本日のNY市場の終値を確認しなければならないが、今週のナスダックは久しぶりの陽線で終わりそうだ。

米ドル/円は変わらず、米10年債利回りの推移に大きな影響を受けており、米10年債利回りがレジスタンスであった3.2%から急反落するに連れ、米ドル/円も下落。

昨日26日(木)に米10年債利回りが2.7023%の安値をつけて反発したことに呼応し、米ドル/円も127円レベルまで回復している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

注目は引き続きユーロ/米ドル。ECB当局者から、タカ派コメントが目立つようになり、ユーロ/米ドルは1.035ドルをつけてから底堅く推移し、本日27日(金)午前11時時点で1.07ドルミドルまで反発している。

1.035ドルでダブルボトムを形成し、1.1ドル台を目指して続伸するユーロ/米ドルに注目。

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。