この記事は2022年6月22日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年6月22日(水)の午前11時すぎに現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一 青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。 |
現在の為替相場の傾向や相場観
2022年6月21日(火)の米国株は大幅高。S&Pは2.4%高だった。米10年債利回りも一時3.4910%まで上昇したこともあり、米ドル/円が続伸。年初来高値を更新し、一時136.71円と、節目とみられている137.00円に急接近している。
米ドル/円と米金利は連動し続伸しているが、この局面では、米10年債が前回高値を超えていないにも関わらず米ドル/円主導で上昇しているので、米ドル/円は少し調整があると想定している。ただ前回高値の135.59円をブレイクしていることから、この流れにはついていきたいところ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
株価はいったん反発しているが、FRBの大幅利上げが継続される中、戻りは限定的。株価の下落(リスクオフ)にはスイスフランのロングで対応だろうか。
米ドル/円の押し目買い、米ドル/スイスフランの戻り売りで臨みたい。
▽米ドル/円 の日足チャート
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。