この記事は2022年6月29日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年6月29日(水)の午前11時すぎに現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週の相場は明日(2022年6月30日)の半期末に向けて、リバランスが話題に。週初、今回のリバランスは、米国株買い、ドル売りというのが話題になっていた。

米国株に関しては、一昨日の6月27日(月)にJPモルガンが出した「今週米国株がリバランスで7%上昇する」とのレポートどおり先週後半から大きく上昇した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

株上昇も為替に関しては不透明。英バークレイズ銀行や米系モルガンスタンレーのストラテジストの試算によれば、ドル買い戻しが優勢とのレポートが出ているということが話題となり、リバランスでの需給は不透明に。

モルガンスタンレーなどがレポートしている通り、本日6月29日(水)午前11時前の時点ではリバランスに向けドル買い優勢。米ドル/円は一時136.38円まで急反発している。

ただ、明日6月30日(木)の半期末を控えたリバランスに向け、通貨に関しては不透明感が増している。ファンダメンタルズより、リバランスの需給に振りまわされないようにしたいところ。

よって、主要通貨に関しては、リバランスが終わった7月1日(金)よりリスクを取り直し始めたほうがいいかも知れない。

ただ、過去にも書いた通り、スイスフランに対しての強気なスタンスは変えておらず、スイスフラン/円、米ドル/スイスフラン、ユーロ/スイスフランでのスイスフラン買いスタンスは継続。

▽スイスフラン/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。