この記事は2022年6月29日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年6月29日(水)の午前11時すぎに現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
今週の相場は明日(2022年6月30日)の半期末に向けて、リバランスが話題に。週初、今回のリバランスは、米国株買い、ドル売りというのが話題になっていた。
米国株に関しては、一昨日の6月27日(月)にJPモルガンが出した「今週米国株がリバランスで7%上昇する」とのレポートどおり先週後半から大きく上昇した。
現在の為替相場の戦略やスタンス
株上昇も為替に関しては不透明。英バークレイズ銀行や米系モルガンスタンレーのストラテジストの試算によれば、ドル買い戻しが優勢とのレポートが出ているということが話題となり、リバランスでの需給は不透明に。
モルガンスタンレーなどがレポートしている通り、本日6月29日(水)午前11時前の時点ではリバランスに向けドル買い優勢。米ドル/円は一時136.38円まで急反発している。
ただ、明日6月30日(木)の半期末を控えたリバランスに向け、通貨に関しては不透明感が増している。ファンダメンタルズより、リバランスの需給に振りまわされないようにしたいところ。
よって、主要通貨に関しては、リバランスが終わった7月1日(金)よりリスクを取り直し始めたほうがいいかも知れない。
ただ、過去にも書いた通り、スイスフランに対しての強気なスタンスは変えておらず、スイスフラン/円、米ドル/スイスフラン、ユーロ/スイスフランでのスイスフラン買いスタンスは継続。
▽スイスフラン/円 の日足チャート
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。