この記事は2022年8月25日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年8月25日(木)の午前10時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。
現在の為替相場の傾向や相場観
パウエルFRB議長が明日26日(金)、米ワイオミング州ジャクソンホールで行う講演に市場の関心が集中している。足元で原油や天然ガスなどの資源価格が上昇していることもあって、議長がインフレ抑制に向けたタカ派スタンスを改めて強調するとの観測が高まっている。
こうした観測は本日25日(木)も米ドル/円相場を支える公算が大きい。一昨日23日(火)に付けた月初来高値の137.71円前後を意識した強含みの展開が予想される。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円の上方向の展開が予想される一方、米経済指標に一喜一憂する動きも続くと見られ、米新規失業保険申請件数や米4~6月期国内総生産(GDP)・改定値の結果も注目される。
もっとも、これらがたとえ下振れしても米ドル/円の下値は限定的だろう。パウエルFRB議長の講演を前に、136円台前半はサポートされそうだ。
▽米ドル/円の4時間足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。