日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 2万6,173.98円 ▼397.89円
為替 1ドル=144.70円
売買高(東証プライム、以下同) 15億5,474万株
売買代金 3兆7,248億円
値上り銘柄数 761銘柄
値下り銘柄数 1,011銘柄
騰落レシオ(25日) 80.39%

市況概況

米国株はまちまちだったが期末要因等で大幅下落

米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られていたこともあり売り先行となった。

特に材料があったということでもなかったのだが、買い材料がないということで日経平均の銘柄入れ替えに伴う売りや香港市場の下落を嫌気した売り、そして中間配当を取るための裁定取引の売りなどが嵩んで大きな下落となった。

2万6,400円水準を下回り、戻らないと見られると一気にボラティリティ・インデックスが上昇するなど売りが売りを呼ぶ形で指数先行での大きな下げとなった。

昼の時間帯になると比較的落ち着いた雰囲気も出て、後場も冴えない始まりとなったものの買い戻しなどもあって戻りを試す展開となった。

それでも戻り切らないとなると2万6,000円を割り込み、2万6,000円を割り込むと買い戻しも入るという状況で指数は小動きとなった。権利付き最終売買日ということでの持高調整の売りが中心と思われ、指数先行の売りとなったが最後は下げ渋りとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調となり、東証マザーズ指数やグロース指数は大幅安となった。先物はまとまった売りが散発的に見られ指数を下押す場面もあった。

先物主導での下げという側面もあるが、一方で買い戻しや裁定取引の先物買いなどもあって戻りを試す要因にもなった。

期末要因での売りが主体で特に何がどうしたということでもないので、明日以降の戻りは期待されるさらに下げを加速するという場面もあるかもしれないが、それもまた一過性ということなのだと思う。

いったんは2万6,000円台後半まで戻すのではないかと思われる。香港市場の下落要因が伝わってこないことが不気味だが中国経済はかなり厳しい状況ということかもしれない。

テクニカル分析

日経平均

一気に下値を試す動きとなった。移動平均線からの乖離も大きく、下ヒゲ線となっており、いったんは戻すことになるのではないかと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。