日経平均 | 26,974.90円 △84.32円 |
為替 | 1ドル=148.95円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 10億3,097万株 |
売買代金 | 2兆6,027億円 |
値上り銘柄数 | 904銘柄 |
値下り銘柄数 | 858銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 80.53% |
市況概況
米国株高を受けて買い先行も上値の重い展開
週末の米国株が大きく上昇していたことから買い先行となった。寄り付きから買い気配で始まるものなども見られたが、特に買い上がる材料もなかったが、寄り付きの買いが一巡とななっても値持ちの良い展開が続いた。
ただ、為替に介入が見られて大きく動いたことで買い戻し一巡となり、今度は上値の重さを嫌気して手仕舞い売りに押される展開となった。それでも円安メリット銘柄などが買われて堅調だった。
昼の時間帯は手仕舞い売りも出ていったん下押す形だった。後場も冴えない始まりとなり、上値の重さが嫌気されると節目と見られる27,000円を試す動きとなった。
それでも27,000円を割り込まないとなると買い戻しもはいり案外値持ちの良い展開となった。ただ、さすがに最後は手仕舞い売りに押されるものが多くなり、結局は安値引けとなった。香港株が大きく下落したことで改めて中国懸念が強まった面もあると思う。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものもあり、堅調な展開だった。マザーズ指数やグロース指数は堅調だったが上値も重かった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたもののあくまでも目先の売り買いという感じで、方向感が出るようなことはなかった。
為替を気にしているということだろうが、中国離れが進んでいることも波乱要因といえるだろう。特に香港株が大きく下落していることもあって、中国からの離脱が進むのではないかとの思惑も強まっている。地政学リスクが取りざたされると今度は当事者となる可能性も高く、懸念も強まると思う。
インフレ懸念がスタグフレーション懸念となりかねず、ここからの企業決算の発表を気にすることになるのだろうし、買えない状況が続くと思う。米国も買い戻しに過ぎないのではないかと思われ、先行きへの懸念も強まりそうだ。
テクニカル分析
日経平均
大きな陰線でやはり25日移動平均線や基準線を抜けきれないという感じだ。再度25日移動平均線や基準線を割り込むと一気に下値を試すこともあるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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