解説

プロや実力者ほどインデックスを評価している

普段インデックスと比較され、それに勝つことを強いられているプロの投資家はインデックスをとても恐れています。成績がインデックスに大きく劣らないようにポートフォリオをインデックスに非常に似た構成にするなどの工夫をする人も多いです。
また「投資の神様」として知られるウォーレン・バフェット氏も自分の遺産の運用についてはインデックスを用いるように指示していることも有名です。日本の有名な投資家にもインデックスをメインに運用されている方は実に多いです。「じっちゃま」こと広瀬隆雄氏もほとんどはインデックスだと公言されています。
別の言い方をすると個別株投資が悪いんじゃなくて、その必要がないという方が当たっています。初心者だからとか未経験者だから「易しいものがいい」「初心者用が良い」ということではないのです。

個別株投資はたくさんの手間・労力がかかる

長期インデックス投資と比べて余分にかかる手間や労力をざっと挙げると、

  1. 会社を選ぶ労力
  2. 買うタイミングを探る労力
  3. 決算を確認して保有を続けるか決める労力
  4. 売るタイミングを探る労力
  5. 全体の暴落時に保有を続ける労力

さらにみなさんの意見で最も多いのが、ストレスが多いからです。

下落していく時の嫌な気分は実際に味わったことがある方ならおわかりでしょう。もう見たくない感じです。

―― そうなんですね……。

『こういうことは普通にあること』と軽く受け流せる方は問題ないですが、普通の人はまず気になります。

―― そりゃあそうですよ。今のママでも不安なのに、資産が減っていくなんて……。

それに、普段の仕事でもストレスを抱えているのに、これでは生活に支障が出ます。

―― 毎日やけ酒になったら最悪ですよね……。

個別株投資をするなら、まず十分にインデックス投資で成功して資金を得てから余裕を持って取り組んでください。

=難しいことはわかりませんが、老後のお金の作り方を教えてください
チンさん凡人投資家
本名 川上 賢治(かわかみ けんじ)。凡人投資家兼YouTuber。
1952年広島県神石高原町生まれ。2022年8月現在 70歳
工学部出身にもかかわらず、現役時は学習塾の講師をし、さらに独立して学習塾を経営。株式投資を20代ではじめる。当初は、日本の個別株投資からスタート。
投資については基礎から勉強したことがなかったため、65歳のリタイアを機に株式投資の勉強を一から学び直す。凡人でも成功できる投資を勉強し、実践。
さらにYouTubeで発信することで視聴者と情報を共有しながら投資に対する知識を深める。定期的に勉強会を開き、投資をしているシニア世代と交流もはかっている。
仲間とともに「一緒に勉強して一緒に成功する」がモットー。

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