日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 27,954.85円 △112.52円
為替 1ドル=137.57円
売買高(東証プライム、以下同) 10億0,548万株
売買代金 2兆4260億90百万円
値上り銘柄数 1,076銘柄
値下り銘柄数 658銘柄
騰落レシオ(25日) 114.52%

市況概況

寄り付きからの買い一巡後は堅調ながらも上値の重い展開に

米国株が大幅高となったことで、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が買われ、本日の日本市場は買い先行となった。ただ、特に米国での買いも材料があったということでもなく、買い戻しに過ぎないという見方もあり、寄り付きからの買いが一巡となると手仕舞い売りに押される展開となった。

28,000円の節目を抜けて始まったものの、28,000円を超えたら売りというような感じで手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となった。さすがに昨日の終値を意識するようなところでは買い戻しも入り再度戻す展開だった。

昼の時間帯は若干売り物がちとなったが、後場も前場の終値を下回って始まったものの前場の安値を意識して下げ渋り、下げ渋りとなると買い戻しも入って再度戻り歩調となった。ただ、買い戻しを急ぐような動きもなく、いつもの後場のように方向感に乏しい展開となった。

それでも値持ちが良いことから最後は買い戻しを急ぐ動きも見られ、結局は後場の高値をつけたが、最後の最後に売られて、今一歩28,000円には届かずに引けた。

小型銘柄も堅調なものが多かったのだが、特に何が買われているということでもなく、マザーズ指数やグロース指数は堅調ながらも上値も限定的だった。先物もまとまった売り買いが散発的に見られたものの、あくまでも散発的ということで大きく指数を動かすこともほとんど見られず、方向感に乏しい展開だった。

節目とみられる28,000円を超えて始まったものの「寄り天」に近い状況で改めて上値の重さが気になる相場となった。米国株の大幅高も特に理由があったというよりは持高調整の買い戻しという面も強い。

米国株が今晩のCPI(消費者物価指数)の発表に反応し、日本株も影響されるのだろうが、根本的には米国の金融緩和の終了、日本の金融緩和継続という状況では積極的に買い上がるということにはならないと思う。まだまだ保ち合い相場が続くということだと思う。

テクニカル分析

日経平均

25日移動平均線を抜けたものの最後は25日移動平均線まで下落となった。明日の相場で25日移動平均線を下回ると再度75日移動平均線までの調整は見られるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。