日経平均 | 26,568.03円 ▼669.61円 |
為替 | 1ドル=132.94円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億8,990万株 |
売買代金 | 4兆0756億84百万円 |
値上り銘柄数 | 206銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,612銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 94.14% |
市況概況
日銀の政策変更を嫌気して大幅下落
米国株は相変わらず軟調だったが、買い戻しなどもあって堅調な始まりとなった。日銀の金融政策決定会合の金融政策発表を控えて持高調整の売り買いが中心で方向感に乏しい展開となった。
買い戻し一巡感もある一方で売り急ぐ動きもなく、日銀の政策発表を前に終始小動きだった。特に材料的なものも見られず、割安銘柄買い、割高銘柄売りの動きも一服という感じだった。
昼の時間帯に日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、債券の誘導利回りを拡大すると発表されたことなどもあり大きな下落となった。パニック的な売りに見舞われて大きく先物が下落したことから後場は売り先行となった。売り気配から始まるものも多く、一気に下値を試す動きとなった。
さすがに26,500円という水準では買い戻しも入り下げ渋りとはなったものの戻り切らず、大幅安水準で小動きとなった。それでも最後は買い戻しも見られて下げ幅を縮小したが、サプライズ的な政策変更ということで売り急ぐ動きとなったものと思われる。
小型銘柄もほぼ全面安という状況で大きな下落となった。割高感が強い銘柄などを中心に売られマザーズ指数やグロース指数は大幅安となった。
先物はとりあえず売り、というような感じで売り急ぐ展開となり、指数を大きく下押す要因となった。戻る過程ではヘッジの売りなども見られたものと思われ、上値を押さえる要因となった。
日銀の政策も何ら変わらないだろうと思っていたが、意外なところで金利変動幅の拡大となった。金融緩和の終了を示唆するということで大きな下げにつながったが、落ち着いてくれば割安銘柄などの見直し買いも見られると思う。
特に売り急ぐということでもないのだろうが、金融政策の変更は改めて見直し、持っていられる銘柄、買える銘柄、売らなければならない銘柄と選別することになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
一気に雲を割り込んで下値を試す動きとなった。移動平均線からの乖離も大きく、下げ渋りとなるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。