この記事は2022年12月22日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=cassis/stock.adobe.com)

2022年12月22日(木)の午前11時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は昨日21日(水)、132円台半ばまで自律的に反発。日銀によるイールドカーブ・コントロール(YCC)の上限金利引き上げで大幅に下落した一昨日19日(月)の反動と見られる。オ

プション市場では1週間物の予想変動率が日銀会合前の水準に低下しており、為替市場がクリスマス休暇に向けて動意を弱めつつある様子が見て取れる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日22日(木)の米ドル/円は仲値公示後に売りがやや優勢となっているが、131円台の下値を売り込む動きにはならないと見る。とはいえ、133円台を目指して買い上がる動きにもなりにくいだろう。

欧米市場は、週末からのクリスマス休暇を前に「休戦モード」に入る公算が大きく、自律反発による戻り余地も限られそうだ。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。