この記事は2023年2月6日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年2月6日(月)の午前8時過ぎに現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、ポンド(-2.76%)を筆頭に全ての通貨が下落となり、ドルは全面高の展開となっている。
先週3日(金)の米国の米雇用統計が市場予想を大幅に上回り、さらに、その後に発表されたPMI(購買担当者景気指数)とISM非製造業景気指数までもが市場予想を上回り、ドルの買い戻しが炸裂した。
円(-1.03%)は下落率では中位程度だか、先週は米ドル/円もしっかり131円台乗せで引けている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
イベントずくめだった先週に比べ、今週は材料的には小粒なものばかり。来週への橋渡しの週となりそうだ。
そうしたなかで、本日6日(月)早朝、日経電子版が「日銀次期総裁、雨宮副総裁に打診、政府・与党が最終調整」と伝えた。オセアニア市場で流動性が極めて乏しいなか、米ドル/円はギャップアップ上窓)で寄付き、東京時間の6時40分現在、132.50円付近で推移している。
最近の報道等を踏まえれば、10年前の前回2013年より日銀総裁人事は2~3週間程度早く進行しているとみられる。米ドル/円は、すでに年初来安値から5円以上上昇しており、短期的には底入れのため、深い押し目は買いだろう。
今週は米ドル/円で130.00~135.00円、ユーロ/米ドルで1.0650~1.0900ドル、ユーロ/円で139.00~144.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。