この記事は2023年2月1日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


米FOMC
(画像=PIXTA)

2023年2月1日(水)の午前10時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

注目のFOMCは明日2日(木)日本時間早朝4時からで、パウエルFRB議長の記者会見は4時30分から。FOMCではFF金利の目標レンジが25bp引き上げられ、4.50%~4.75%になるのがコンセンサス。

会合後の声明文では、継続的な引き上げに関するフォワードガイダンスが少しトーンダウンする可能性はあるとされている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

FF金利先物によれば、今回と3月のFOMCで25bpずつ利上げされ、利上げは終了。そして11月に利下げされることを織り込んでいる。パウエル氏はこの織り込みに対して引き続き反発するのではないかと予測されている。

1月の米ドル/円は130.00円を中心に±3~4円程度で乱高下するだけの相場に終わっている。FOMC後明確なトレンドが出ればいいのだが、方向感なく乱高下するだけの相場が続くことも想定してトレードしたいところ。この意味においてもパウエルFRB議長の記者会見に注目だ。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。