この記事は2023年2月16日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Vladimir Voronin/stock.adobe.com)

2023年2月16日(木)の午前11時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日15日(水)の米ドル/円は134円台へ続伸した。本邦実需の円買い観測などから132円台半ばに下落する場面もあったが下値は堅く、米1月小売売上高が予想を大幅に上回ると1カ月ぶりに134円台を回復。その後134.36円前後まで上値を伸ばした。

一昨日14日(火)の米1月CPIがインフレの根強さを示したのに続き、昨日15日(水)の米1月小売売上高では堅調な消費需要が確認された。FRBによる金融引き締め長期化観測が高まる中、ドルは本日16日(木)も堅調推移が見込まれる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円の上値ポイントは1月6日高値(年初来高値)の134.77円前後で、これを超えれば昨年12月以来の135円台に乗せる公算が高まりそうだ。ただ、高値更新に失敗すればいったん手仕舞い売りが優勢になる可能性もある。

なお、本日16日(木)NY市場で発表される米1月PPIは前年比の伸びが比較的大きく鈍化すると予想されている。CPIの先行指標でもあるPPIが想定以上に鈍化するようなら米長期金利とドルが反落するきっかけになってもおかしくないだろう。

米ドル/円相場の当面の下値メドは日足一目均衡表の雲下限132.67円前後と見られる。引き続き米経済指標が米ドル/円相場のカギとなりそうだ。

▽米ドル/円の日足チャート

230216kandaS
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。