本記事は、塚本亮氏の著書『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(明日香出版社)の中から一部を抜粋・編集しています。

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(画像=picture cells/stock.adobe.com)

すぐやる人は抵抗を歓迎し、やれない人は外野の声につぶされる。

あなたが何か新しいことを始めようとするとき、大きな夢や期待を胸に抱いていることと思います。

しかし、こう言われたことはないですか?

「そんなの無理だよ」
「うまくいくはずがないさ」

何か新しいことや未知の領域に挑戦する場合は、特に親や友人など周りから否定的な声がたくさん投げかけられます。

「やめておいたほうがいいかな」と、周りの否定的な意見は私たちの行動力を低下させる原因となることがあります。

特に、多くの人は新しいことへのチャレンジを歓迎しません。「現状維持バイアス」と言って、わざわざ毎日をリスクにさらしてまでチャレンジなんてしたくありません。未知なるものや未体験のものを受け入れることよりも、現状を維持をしていたほうが良い、と思う心理状態を指します。

つまり、今のままが一番ラク、なのです。

よく考えてみてください。あなたがこれからチャレンジしようとしたことに、否定的な意見を唱えた人はそれに挑戦してみたことがあるのでしょうか?

おそらく挑戦しないで意見だけを言っているのだ、と思われます。やったことがないから怖いのです。当然否定的な意見が増えます。

そして、人生においては成功よりも失敗のほうが多いものです。あなたが失敗すると彼らは「ほらね」「やめておいたほうが良いって言ったのに」と言うでしょう。

「やれない人」や「すぐに諦めてしまう人」は、周囲の否定的な意見を耳にすると、それだけで行動をやめてしまいます。リスクを耳にしただけで、それがどんどん自分の中で膨れ上がってしまいます。

一方で「すぐやる人」は、外野とはそもそも否定的なものだと知っていて、その抵抗をエネルギーに変えることができます。

だから、批判を歓迎します。批判を必要不可欠な要素だと捉えています。

それは、「すぐやる人」は批判の本質を理解しているからなのです。

アメリカ建築家・芸術家のマヤ・リンの名言で、私がとても大切にしている名言があります。

「To fly we have to have resistance.(飛ぶためには抵抗がなければならない)」

飛行機が飛び立つためには抵抗が必要です。向かい風があるおかげで飛び立つことができます。あなたが批判という向かい風を感じるということは、飛び立つために必要な風が吹いているということなのです。

だから「すぐやる人」は批判に屈するどころか、批判を歓迎します。

本当にやる気があるかどうかを試してくれていたり、今まで気づかなかったことを気づかせてくれたりしている大切な存在だと捉えているものです。

私もかつては周りの否定的な声を受けると動揺し、簡単に物事を投げ出してしまっていました。

しかし、自分で意思決定し、自分の責任で行動します。たとえ、うまくいかなかったとしても失敗は成功に不可欠なスパイスだから結果を素直に受け入れればそれでいいと思えるようになったときから、行動への迷いが、うんと減りました。

周りがどう考えるかではなく、自分がどうしたいかに素直に生きる──。

誰しも変化は怖いものです。

周りの批判や反対を恐れていては何もできないし、たとえ批判や反対があったとしても自分の心に素直になってみましょう。

そして、周りからの向かい風を全身で受け止めてエネルギーに変えていきましょう。


すぐやる人は、まわりの批判を成長の糧にしている!
「すぐやる人」と「やれない人」の習慣
塚本亮
ケンブリッジ大学大学院修士課程修了(専攻は心理学)。
同志社大学経済学部を卒業後、ケンブリッジで心理学を学び、帰国後、京都で英会話スクール、ジーエルアカデミア設立。
心理学の知見と自身の学習経験を生かした指導法が注目され、国内外から指導依頼が殺到。
学生から社会人までのべ100人以上の日本人をケンブリッジ大学、ロンドン大学をはじめとする海外のトップ大学・大学院に合格させている。

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