この記事は2023年4月4日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2023年4月4日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

現在、リスクオフの巻き戻しが入っている。ただ、一度そうなったとしても、最終的には135円を超えないのではないかと思っている。

今週はリスクオフの要素に注意が必要な週だろう。マーケットが金融機関不安を材料としたリスクオフで円を買い過ぎた感があり、その反動が来ているようだ。米ドル/円は昨日3日(月)に133.75円付近まで上昇したが、方向としてはドル売りでいいと考えている。

昨日3日(月)に発表された米ISM製造業景況指数も数字が弱く、中でも雇用の数字が弱かった。よって今週7日(金)の米雇用統計も悪い結果になるのではないかという思惑が広まり、金利低下、ドル売りで、昨日3日(月)は132.17円付近の安値まで下落した。

本日4日(火)は昨日3日(月)の安値は超え、その後も戻している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは130.00~135.00円。戦略的には引き付けて戻り売り。小まめな売り回転で臨みたい。

130円割れはなさそうだが、売りから入ったものは、130円台後半や131円台ではしっかり買い戻したい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。