この記事は2023年5月24日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年5月24日(水)の午前8時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。
現在の為替相場の傾向や相場観
今週の東京市場では、米債務上限問題がまだ不透明な状況だが、再び欧米のリアルマネーと思われる日本株の買いとそのヘッジのための米ドル/円の買いが収まらない状況だ。
加えて、日本の年金まで日本株を買い始めたという報道も出ている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米債務上限問題に関しては、欧米リアルマネーは最終的に妥協的な合意が発表されると想定しているようだ。
短期での日本株は、昨日23日(火)トヨタ自動車の株が1分間で謎の急落を引き起こすなど、乱高下が続いているが、戦略としては中期での米ドル/円と日経平均の押し目買いで臨みたい。
▽米ドル/円の日足チャート
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。