この記事は2023年6月7日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=chris/stock.adobe.com)

2023年6月7日(水)の午前10時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

日経平均株価の上昇は止まらず、本日7日(水)午前10時頃で32,250円と、ついに32,000円台に乗せてきた。

昨年までと相違し、4月からの米ドル/円は、米2年債利回りより日経平均に連動していることが多いため、米ドル/円も一時140.93円まで上昇。

ただ昨年同様、米ドル/円が141.00円に近づくと3者会合が開催され、当局により円安が牽制された形となり、一時138.45円まで反落している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日7日(水)まで米ドル/円の140.00円にオプションがまとまっていること、今週9日(金)にメジャーSQを控え日経平均が調整する可能性があること。

この2点から、140円台は買えないが、丁寧に押し目を待って米ドル/円のロングを構築したいところ。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。