日経平均 | 32,896.03円 △402.14円 |
為替 | 1ドル=139.29円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 12億9,458万株 |
売買代金 | 3兆2189億18百万円 |
値上り銘柄数 | 1,616銘柄 |
値下り銘柄数 | 179銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 93.84% |
市況概況
米国株が高かったことから買い先行も上値は限定的
米国株が堅調となったことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから本日の日本市場は買い先行となった。節目と見られる32,800円を超えて始まり、いったん上げ幅縮小となるもすぐに切り返し堅調な地合いが続いた。
買戻しを急ぐ動きなどもあり、案外値持ちの良い展開でほぼ全面高となった。値上がり銘柄数が多く、日経平均に影響の大きな銘柄がしっかりと押し上げた割には指数の上値は重かった。
昼の時間帯は手仕舞い売りに押され、後場は安く始まった。前場の安値を伺うような場面もあったが、32,700円を割り込むと買戻しも入り、32,800円台を目指す動きとなった。
それでも32,800円をつけないということになると手仕舞い売りを急ぐ動きとなり、上げ幅を縮小する場面もあった。引けを意識する時間帯からは逆に値持ちが良いことで買戻しも入り、下げ渋ると買い戻されるという形で32,800円を抜け、最後に買いが入り高値引けとなった。
小型銘柄も堅調なものが多かったが上値も限られ、しっかりと買い上がるような雰囲気でもなかった。マザーズ指数やグロース指数は堅調ながらも上値が重かった。先物もまとまった売り買いは散発的に見られ、指数を動かすような場面もあったのだが、しっかりと方向感が見られるということでもなかった。
決算発表が始まるところでもあり、また月末の日銀の金融政策決定会合を意識してなのかしっかりと買い上がるというようなことはなかった。買戻し一巡感が強まっている銘柄も多く、上値が重いと手仕舞い売りに押されるということなのだろう。
改めてここで空売りが積み上がるような展開にならないと戻れば売りという状況が続き、徐々に上値を切り下げるような展開になってしまうのではないかと思う。好決算銘柄が見られるようになり、日銀の緩和継続が確認できるまでは冴えない展開が続くのだろう。
テクニカル分析
日経平均
気迷い線が続いている。米国株高で買戻しが入ったが、それ以上には買われないという状況だ。保ち合いの上限となるのか、下限となるのか、次の足で決まりそうだ。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。