日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 32,315.05円 ▼363.57円
為替 1ドル=148.96円
売買高(東証プライム、以下同) 13億6,679万株
売買代金 3兆2590億03百万円
値上り銘柄数 495銘柄
値下り銘柄数 1,280銘柄
騰落レシオ(25日) 132.97%

市況概況

日経平均が売られ大幅安

前日の反動もあって売り先行となった。米国株が軟調だったが夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物がしっかりとしていたので、下げ渋りの始まりとなった。

それでも寄り付きの売りが一巡となった後も買いが入らず、米国債金利の上昇などを嫌気するように売り急ぐ展開となった。日経平均が32,400円を割り込むと下げ渋り底堅さも見られ、いったん戻りかけたのだが、戻り切らないとなると売り直され、安値圏で前場の取引を終えた。

昼の時間帯にも特に買いが入るということでもなく、冴えない展開となり、後場も安値を試すような始まりとなった。

前場の安値を下回ると下げ渋り感もあったのだが買い気に乏しく、指数先行で売られるというような展開で戻りが鈍く、引けを意識する時間帯からは再度売り直される展開となった。いったんは32,300円を意識すると買戻しも入ったのだが、最後まで買い気に乏しい相場で指数先行で売られ、安値引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調、マザーズ指数やグロース指数は大幅安となった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられ、指数を動かす場面もあったが、総じて見ると指数に追随して売られ、下げを加速するというような場面が多かった。

昨日は比較的大きな反発となったが、全く変わらない相場ということだ。上がれば売られ、下がれば買われるということだが、米国の金利上昇や日銀の金融緩和の終了、そして中国リスクなどの悪材料と政府の経済対策期待ということなのだが、経済対策が期待されるものでもないということで失望売りも出たのだと思う。

ただ、売りたたくほどの材料もなく、日経平均の銘柄入れ替えの影響や中間配当取りの持高調整が一巡となれば底堅さも見られるのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

上値の節目を抜けたかと思われたが結局抜けていなかったということで再度雲の下限水準を試すようなことになった。結果的に25日移動平均線や基準線、75日移動平均線や雲の上限(先行スパン2)に上値を押さえられながらの下値模索が続きそうだ。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。