日経平均 | 32,402.41円 ▼168.62円 |
為替 | 1ドル=148.12円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 16億6,758万株 |
売買代金 | 3兆8813億88百万円 |
値上り銘柄数 | 840銘柄 |
値下り銘柄数 | 924銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 128.77% |
市況概況
米国株安を受けて売りが先行、金融政策決定会合で切り返すも戻りが鈍い
米国株が大幅安となったことから、本日の日本市場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後は売り一巡感から底堅さが見られたが、日銀の金融政策決定会合の結果待ちということで多少の買戻しは見られるものの指数は小動きとなった。特にどの銘柄がどうしたということでもなく、指数先行で売られ、底堅さが見られると様子見気分が強くなった。
昼の時間帯は金融政策決定会合で現状維持と伝えられたことで先物が買われ、後場に入ると現物株の買い戻しなども見られて日経平均は節目とみられる32,500円水準まで戻す場面も見られた。
ただ、植田日銀総裁の記者会見で今後の金融政策の方向性、そして緩和の終了に対する見通しなどに対する懸念も根強く、戻り切らず、上値の重い展開となった。最後は手仕舞い売りもあって上げ幅を縮小、結局32,500円まで戻らず何とか32,400円での引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に売られたものが反発となるなど、総じて堅調だった。マザーズ指数やグロース指数は前日の反動もあり、大幅高となった。先物はまとまった売り買いは見られたものの、方向感が出るというよりは持高調整の売り買いやヘッジの売り買いが中心と見られ、指数を動かす場面も多かったのだが方向感に乏しく、指数を右往左往させるだけという感じだった。
米国での金利上昇や中国の景気後退懸念などから調整感が強まっている。ただ、日銀の金融政策決定会合で現状維持となったことでひとまずは安心感も出たのだろう。ただ、今後のインフレ動向次第では近い将来に金融緩和も終了することには違いなく、金利に敏感に反応してくるのだと思う。半導体関連銘柄や設備投資関連銘柄などが戻らないことには相場全体が冴えないことになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線、75日移動平均線や雲の上限=先行スパン2を一気に下回ったが雲の下限=先行スパン1の水準で下げ止まった形だ。ただ、戻り切らず上値を押さえられた形であり、当面雲の中で下値模索という状況なのではないかと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。