ゆずり合いの精神を大切に

意外と知らない!? サービスエリア・パーキングエリアでの駐車マナーを知っておこう

サービスエリア・パーキングエリアの敷地内は、車や人が行き交うということで、やはり運転の基本となる「ゆずり合いの精神」が重要になります。SA・PAにはSA・PAなりのゆずり合いの精神が求められます。

というのも、SA・PAではこれから駐車してSA・PAを利用したい人もいれば、SA・PAを利用し終わって駐車場から出たい方もいます。つまり、さまざまな思惑の方たちで交錯するわけです。さらに、駐車場の分岐も複数ありますし、複数あるラインから出口ではまた1点に集約されるため、あらゆる方向へと車が行きあらゆる方向から車がきます。

そうなると、自分勝手に運転していては周りの方にも自分自身にも危険が及ぶことになります。状況をみながら、少しでも危ないと感じたら車を一時停止させて道をゆずるようにすると、安全にSA・PAの敷地内を走行できます。

また、SA・PAには施設以外にも、ガソリンスタンドやETC専用スマートインターが設置されているところも多いため、あらゆる目的でSA・PAは利用されます。その分、分岐点や合流地点が増えることになるので気をつけなくてはいけないのです。

状況に応じて駐車位置を変える

意外と知らない!? サービスエリア・パーキングエリアでの駐車マナーを知っておこう

サービスエリア・パーキングエリアの状況や自分の状況に応じて駐車位置を柔軟に変えるのも、おすすめの方法になります。

たとえば、SA・PAがかなり空いていて早くトイレに行きたいのなら、トイレの近くの空いている駐車マスに停めるのが有効ですが、SA・PAが混雑していて、自分自身がそれほど急いでいないのなら、施設近くに停めるよりも施設から少し離れた位置の駐車マスに停めたほうが、すぐに駐車スペースを見つけられ、余裕をもった行動につながりやすいです。ただ、小さな子どもや愛犬連れの方は、車道を渡る回数を少なく済ませられる施設側に駐車された方が良いかもしれません。

また、SA・PAで複数の予定がある場合は、最後の予定がある場所からなるべく近くに停めると効率よく行動できます。ただし、これはSA・PAの施設の構造がわかっていればになるので、頻繁にSA・PAを利用している方向けのマニアックな領域ではあります。

SA・PAでは、休憩を目的に車の中で仮眠することも可能です。仮眠の際はなるべく静かに休みたい方が多いと思うので、車や人の出入りの激しい施設近くの駐車マスより、施設から離れた駐車スペースにクルマを停めた方が良いでしょう。