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(画像=株式会社アトラエ)
針生康二(はりゅう こうじ)
株式会社アトラエ Wevox事業部/カスタマーサクセス
横浜国立大学大学院を修了後、三菱UFJリサーチ&コンサルティングに入社。
中期経営計画策定等、各種プロジェクトに従事。その後、個人で人材開発、組織開発支援に従事。
2022年7月よりアトラエに参画。組織力向上プラットフォームWevoxを通じてお客様の組織づくりを支援。
慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 修了、Gallup認定ストレングスコーチ、ISO30414リードコンサルタント/アセッサー。
株式会社アトラエ
「People Tech Company」を標榜し、IT業界に強い成功報酬型求人メディア「Green」、組織の改善サイクルを生み出すサービス「Wevox」の運営のほか複数のPeople Tech事業、そしてSports Tech事業(アルティーリ千葉)を展開している。
社員の幸せを起点に、ユーザーの幸せ、株主の幸せ、社会への貢献につながっていくというサイクルを回し続けることで、持続可能な組織づくりを追求し、「世界中の人々を魅了する会社」の実現を目指している。

目次

  1. 人的資本経営(ダイバーシティ、従業員エンゲージメントの向上、働き方改革 など)に対するこれまでの取り組み
  2. 取り組みを行う前後の変化や取り組み後の反響
  3. 今後の展望
  4. ステークホルダーの皆様へのメッセージ など

人的資本経営(ダイバーシティ、従業員エンゲージメントの向上、働き方改革 など)に対するこれまでの取り組み

弊社では人的資本経営を重視しており、会社設立時からその方針を貫いています。弊社は、人々の可能性を拡げる事業を創造し、生きがいや働きがいのある社会を実現することを目指しています。そして、「世界中の人々を魅了する会社を創る」ことをビジョンに掲げ、関わる人々がファンとして応援したくなるような魅力ある会社を目指しています。

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このビジョン実現に向けて、弊社では、無駄なストレスを排除し、意欲ある人がいきいきと働き続けられる組織創りを徹底しています。ルールを極力増やさず、情報をオープンにし、全メンバーがアトラエの当事者として理想の会社創りに本気で挑み続けられる環境を創っています。また、つい行きたくなるようなオフィスづくりや、長期的な視点に基づく組織への投資(例:ビジョン実現に寄与するチャレンジを応援する休暇制度、育児を応援する手当拡充・柔軟な働き方支援、予防医療への投資など)も行っています。

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弊社メンバーは、常に自律して働くことを心がけています。もし、働くうえで不安や不満があれば自分から声をあげ、適切なメンバーを巻き込み、理想の組織に近づくような取り組みを自らの裁量で主体的に進めることができます。その際、実験的に小さな組織単位で取り組みを試してみたり、全社に働きかけてみたりと試行錯誤して取り組みをブラッシュアップしていきます。また、弊社では、エンゲージメント向上に向けた取り組みも行っています。メンバーから好評を得ている取り組みの一つに、「アトラエ的プレミアムフライデー(ATPF)」というものがあります。これは、月に一度、全メンバーが仕事を止め、会社の中長期的な課題や組織の未来について対話する機会です。

この取り組みは、プレミアムフライデーが始まった2017年頃から開始し、今も続けています。この取り組みでは、組織の未来に関する様々なディスカッションが行われています。ディスカッションの中では、個人の考えが共有されるとともに、これからどのようなアクションを取るかについても意見が交わされていきます。

さらに多様な働き方の推進の一環として、意欲あるメンバーがいきいきと働き続けられるよう、各人に合った自己研鑽ができる仕組みをもとに、推薦図書のリスト提供やビジネス知識の習得を奨励しています。オフィス内に図書館のようなスペースがあり、自由に書籍を閲覧できたり、必要に応じて個々の学びを応援する制度など、柔軟に学びの機会を得られる環境になっています。そういった環境のもと、デザイナーやエンジニアを含む全メンバーが自由に社内勉強会の開催や知識の共有を行い、事業部間の垣根を越えた知見や経験の循環を促進しています。

また、最大6ヶ月間の有給休暇が取得できるチャレンジ休暇の制度を設けることで、メンバーが自己実現や学びに専念できる時間も確保しています。加えて、OJTやフィードバックのプロセスを重視し、メンターやバディ制度を通じて、個々のメンバーの成長を支えています。私自身、メンターとして他の社員と協働しながら、ストレングスファインダーを用いたコーチング等を実施することで、メンバーの自己成長を促進しています。

取り組みを行う前後の変化や取り組み後の反響

メンバーと共にこれらの取り組みを行ったことで、メンバー同士の価値観や想いの共有が進み、相互理解が深まり、高いエンゲージメントの維持や心理的安全性の向上に成功しました。

そして、これらの取り組みにより、メンバーは各自の裁量のもと、最も生産性高く働ける環境を構築し、働きがいのある日々を過ごせているものと考えます。

今後の展望

ビジョンを実現するために、弊社は引き続き事業と組織の成長を目指し続けます。現在、さらなる成長に向けて、さまざまなバックグラウンドを持ったメンバーがどんどん仲間に加わってくれています。そのように仲間が増え続ける中でも、意欲あるメンバーが無駄なストレスなく働き続けられるような組織創りを続けていくことが重要だと考えています。

私たちはエンゲージメント(=組織に対する自主的な貢献意欲)が高い状態=当事者意識が高く自律的に働くことができている状態とも言い換えられると考えています。その中で、本人の能力が高まり、事業成長につながるようなチーム創りができれば、ビジョン実現につながっていくと考えています。

ステークホルダーの皆様へのメッセージ など

弊社は、意欲あるメンバーが「働きがい」を感じられる組織を構築し、そのメンバーが創り上げるサービスやプロダクトを通して顧客に価値を提供します。 そして、その結果として健全な対価を得ることで企業価値を向上させ、納税や雇用はもちろんのこと、そのほかの様々な活動を通して社会貢献を果たしていきます。 つまり、社員の幸せ → ユーザーの幸せ → 株主の幸せ → 社会への貢献 → 社員の幸せ・・・というサイクルを回し続けることで、関わる人の範囲を拡げていくことこそが、経営に他ならないと考えます。

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昨今、世界的にもSDGsに代表される社会課題への対応が注目されておりますが、上記サイクルを健全に回していくためにも、ESGへの取り組み推進は欠かすことのできないものです。 数ある社会課題の中でも「働きがいのある社会の創造」こそが私たちの果たすべきミッションであるととらえ、これからも様々な挑戦を行って参ります。

氏名
針生康二(はりゅう こうじ)
会社名
株式会社アトラエ
役職
Wevox事業部/カスタマーサクセス