この記事は2024年3月1日にSBI証券で公開された「10万円未満で買える!人気の「3月株主優待銘柄」」を一部編集し、転載したものです。

10万円未満で買える!人気の「3月株主優待銘柄」
(画像=SBI証券)

目次

  1. 10万円未満で買える!人気の「3月株主優待銘柄」
  2. 一部掲載銘柄を解説!
    1. 空港施設(8864)~ 羽田空港を中心に、多様な施設を賃貸
    2. ナック(9788)~ ダスキンや宅配水など多様な事業を展開。ヒット製品の化粧品が優待予定

10万円未満で買える!人気の「3月株主優待銘柄」

2月相場が終わりました。日経平均株価・月足終値は39,166円19銭と過去最高値を更新し、1月+8.4%、2月+7.9%と続伸しました。日本における企業改革の進展や、業績拡大に対する期待が高まりつつあります。日銀がマイナス金利を解除しても、緩和的金融政策が続きそうなこと、米経済が堅調なこと等を背景に、外為市場が円安・ドル高水準で安定したことも追い風でした。

月の前半が決算発表シーズンだったこともあり、フジクラ(5803)など好決算銘柄が上昇しました。ソフトバンクグループも四半期(3ヵ月)で黒字転換したことが好感されました。2/21(水)に米エヌビディアが好決算を発表し、東京エレクトロン(8035)、SCREENホールディングス(7735)他、半導体関連株が物色の柱となりました。

好調な日本株ですが、日経平均株価の年初来上昇率が17%に達したこと、RSI(相対力指数)など一部テクニカル指標が過熱感を示し始めたことから、短期的には波乱となる余地も出てきました。その分、3月相場は、注意深いスタンスで臨みたいところです。

ただ、注意を要する投資環境だからこそ、堅実に配当や株主優待の権利を確保し、パフォーマンスの向上を図りたいところです。そこで今回の「日本株投資戦略」では、3月株主優待銘柄についてチェックを行ってみました。3月末に株主優待の権利が確定する会社数は792社(SBI証券株主優待検索ページ参照)あり、月別では最多となっています。株主優待に強く関心をもつ投資家であれば、3月は非常に重要な月と考えられます。今回は10万円未満で株主優待の権利を確保できる銘柄に絞ってみました。

ご紹介する3月株主優待銘柄のスクリーニング条件は以下の通りです。

(1)東証上場銘柄
(2)3月に株主優待の権利確定を予定している銘柄
(3)株主優待の権利を確定するのに必要な最低投資金額が10万円(株価が1,000円未満)
(4)株主優待の権利を確保するための最低投資単位が100株
(5)株主優待の権利を確保するための最低保有期間の条件がない
(6)直近四半期(3ヵ月)の営業利益が黒字
(7)信用取引規制が実施されていない(2/29時点)
(8)「継続企業の前提」に疑義、または不確実性が生じていない
(9)2/28(水)まで過去20営業日の1営業日当たり平均出来高が2万株以上
(10)SBI証券株主優待検索ページで、閲覧回数の多い上位100銘柄以内(2/27時点)

すべての条件を満たす銘柄をSBI証券株主優待検索ページで、閲覧回数の多い順に並べたものが下の図表です。 なお、「3月に権利が確定する株主優待銘柄」のほとんどが3/27(水)を権利付最終日としています。この場合、3/28(木)の権利落ち日以降に買い付けができても、配当および株主優待の権利を確保することはできませんので、ご注意ください。

また、権利付最終日に優待実施銘柄を買い、権利落ち日に売ることで、効率良く株主優待の権利獲得を考える投資家の方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここで注意すべき点は、買い付ける時の株価が予想外に高くなったり、売る時の株価が予想外に安くなったりなど、相当額の売却損がでてしまうケースです。配当取りも同様で、権利落ち日には配当実施分だけ株価が下がることが多くなっています。ノーコスト・ノーリスクで株主優待や配当を享受することは難しいでしょう。

それでも、コストやリスクを軽減して、株主優待の権利を確保する方法はあります。ひとつは、複数銘柄に投資をし、リスク分散を図る方法です。今回は、株主優待の権利確定に必要な最低金額を10万円(→スクリーニング条件に追加)としましたので、資金100万円でも、最低10銘柄以上投資可能ですから、ある程度の分散投資ができる計算です。

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(画像=SBI証券)

一部掲載銘柄を解説!

空港施設(8864)~ 羽田空港を中心に、多様な施設を賃貸

主力の「不動産事業」ではおもに、羽田空港を拠点に国内の空港において多目的総合ビル、格納庫、整備場など様々な施設を建設し、航空会社や同関連会社に賃貸しています。その他「熱供給事業」や「給排水運営その他事業」に展開しています。日本航空(9201)やANAホールディングス(9202)が大株主(保有比率はそれぞれ21%ずつ)になっています。

24.3期3Q(累計)は、売上高194億円(前年同期比2%増)、営業利益29億円(同12%増)と増収増益でした。不動産事業では複数購入した事務所ビルの賃貸料が増えた他、経済活動の活発化で変動賃料が貢献したこと等が貢献しました。24.3通期では売上高260億円(前期比2%増)、営業利益27億円(同10%増)が会社計画。営業利益の進捗率は100%を超え、業績上振れの可能性が膨らんでいます。1株配当は中間期末7円に続き、期末も7円、通期で14円(2/29終値607円に対する予想配当利回りは2.3%)を計画しています。

3/27(水)時点で100株以上499株以下を保有する投資家に対し、グループ会社が運営するレストラン「ブルーコーナーUC店」(※)で利用できる食事券(2,500円相当)が1枚贈呈される計画です。また、500株以上保有では同食事券が2枚贈呈される計画です。

※羽田空港の新整備場地区で、平日限定で営業している「飛行機が見えるレストラン」です。

ナック(9788)~ ダスキンや宅配水など多様な事業を展開。ヒット製品の化粧品が優待予定

1971年、ダスキンのフランチャイズ加盟店として創業した企業です。

現在は、5つの事業を展開。宅配水を取り扱うクリクラ事業(23.3期売上高構成比26%)、モップ・マットなどのダストコントロール商品や害虫駆除器のレンタル・販売を行うレンタル事業(同33%)、ビルダー・工務店向けにノウハウの提供などを行う建築コンサルティング事業(同12%)、注文住宅の建築請負等の住宅事業(同18%)、化粧品や医薬部外品等の自社ブランド及び受託製造(OEM・ODM)も行う美容・健康事業(同12%)があります。※小数点以下四捨五入の関係で、合計100にはなっておりません。

3月末に株式を保有の方に、自社化粧品ブランド「MACCHIA LABEL(マキアレイベル)」から、ヒット製品の優待を実施予定です。

▷100株以上300株未満
①薬用マイクロバブルローション(100ml)

▷300株以上500株未満
①薬用マイクロバブルローション(100ml)、②マイクロバブルフォーム(140ml)

▷500株以上
①薬用マイクロバブルローション(100ml)、②マイクロバブルフォーム(140ml)、③マイクロバブルパック&セラム(35g)

薬用マイクロバブルローションは、公式サイトでの販売価格は4,750円です。振ることでファインバブル※を発生させる攪拌ボールを使用した日本初の化粧水で、シワ改善や美白効果などが期待されます。ちょうど紫外線が気になる7月上旬より、順次発送予定です。 ※ファインバブル:超微細の泡。ファインバブルを発生させるシャワーヘッドなどが有名です。化粧水の場合、浸透力アップの効果が期待されています。

▽当ページの内容につきましては、SBI証券 投資情報部長 鈴木による動画での詳しい解説も行っております。東証プライム市場を中心に好業績が期待される銘柄・株主優待特集など、気になる話題についてわかりやすくお伝えします。

鈴木 英之
鈴木 英之
SBI証券 投資情報部長
・出身:東京(下町)生まれ埼玉育ち
・趣味:ハロプロの応援と旅行(乗り鉄)
・特技:どこでもいつでも寝れます
・好きな食べ物:サイゼリヤのごはん
・好きな場所:秋葉原(末広町)
ラジオNIKKEI(月曜日)、中部経済新聞(水曜日)、ストックボイス(木曜日)、ダイヤモンドZAIなど、定期的な寄稿も多数