日経平均 | 39,347.04円 △354.96円 |
為替 | 1ドル=151.78円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 16億9,981万株 |
売買代金 | 4兆0633億43百万円 |
値上り銘柄数 | 1,227銘柄 |
値下り銘柄数 | 383銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 112.12% |
市況概況
先週末の反動から買い先行となるも上値も限定的
週末の米国株が大きく上昇して、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから本日の日本市場は買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となった後は買戻し一巡から上値も重くなったが、値持ちも良かったことで買戻しを急ぐ動きなどもあり、大きく戻りを試す動きとなった。それでもさすがに節目と見られる39,500円を超えて600円をつけると手仕舞い売りもかさんで上げ幅を縮小して前場の取引を終えた。
昼の時間帯は手仕舞い売りに押され、後場も上げ幅を縮小しての始まりとなり、手仕舞い売りも嵩んで上げ幅縮小となった。
積極的に買い上がる材料がないことや逆に懸念材料もまだまだ多いということで戻れば売りという雰囲気で徐々に上げ幅を縮小する展開となった。さすがに39,300円を割り込むと売り急ぐこともなく、39,200円を割り込むと買戻しも入り、最後は若干戻して終わったが、高い割には冴えない雰囲気だった。
小型銘柄も堅調ながらも上値が重く、買い上がれないという状況だ。グロース250指数やグロース株指数は堅調ながらも上値は限られた。先物もまとまった売り買いは散発的に見られるものの、断続的に買い上がるような場面もなく、戻れば売りと言っているうちにい上がらないから売るという雰囲気で指数の上値を押さえる要因となった。
下がれば買われ、上がれば売られるという状況なのだが、下がるときは大きく、上がるときは限定的という感じになっている。
典型的な下落相場ということであり、日米のスタグフレーション懸念が落ち着くまでは冴えない展開が続くと思われる。インフレ懸念の要因の一つである、中東情勢の緊迫化が薄れれば買戻しなどもみられるのだろうが、買い切れずに上がらないから売るというような場面も多くなるのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線までも戻らず、遅行スパンがローソク足を割り込んできており、調整となるのだろう。雲や75日移動平均線までの調整は見られそうだ。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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