日経平均 | 38,992.08円 ▼781.06円 |
為替 | 1ドル=151.19円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 19億4,181万株 |
売買代金 | 4兆5108億69百万円 |
値上り銘柄数 | 566銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,027銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 107.50% |
市況概況
リスク回避もあって大幅下落
米国株が大きく下落し、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから本日の日本市場は売り先行となった。
米国でのスタグフレーション懸念、中東での地政学リスク、台湾地震での半導体企業への影響、日銀の利上げ言及などなど、実際に相場に悪影響があるということではないのだが、売り急ぐような要因となる「懸念」が多く、下値の節目を次々と突破して大幅安となった。戻りかける場面もほとんどなく、買われすぎ銘柄を中心に指数先行で大きな下げとなった。
昼の時間帯には下げ渋り感もあり、後場に入るといったん39,000円台まで戻す場面も見られた。
ただ、日経平均のボラティリティ・インデックスも高止まりとなっていたこともあり、39,000円台ではやれやれの売りが出るという状況で上値も重く、戻らないから売り急ぐということで再度売り直された、下げ渋りはしたものの最後まで39,000円台まで戻り切らず大きな下落となった。
小型銘柄も手仕舞い売り、見切り売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安となった。先物は戻れば売り、下がれば売りということでまとまった売りが散発的に見られ、指数を大きくした押す要因の一つとなっていた。現物買い、先物売りも売り先行で行われていたものと思われる。
昨日はわけもなく戻したが、再度売り直されて大きな下落、下値模索となった。懸念される材料が多く、いったん下落傾向となると一気に売られるということなのだろう。
ただ、実際に特に何が変わったということでもなく、地政学リスクが少しでも落ち着けば買戻しも見られると思う。逆に世界大戦への懸念が強まると恐慌的な売りも出てくると思う。買われすぎ銘柄からリスク回避で売られることになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線を大きく下回ったことで、今度は戻っても25日移動平均線までということになりそうだ。いったん雲や75日移動平均線までの調整が見られるのではないかと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。