日経平均 | 37,628.48円 ▼831.60円 |
為替 | 1ドル=155.67円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 17億4,968万株 |
売買代金 | 3兆9669億37百万円 |
値上り銘柄数 | 235銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,389銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 92.43% |
市況概況
円安を嫌気(?)して大幅下落、再度下値を試す展開に
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことなどもあり、売り先行となった。
芳しくない決算を発表する銘柄などが売り気配から始まり、米国市場の引け後の決算発表を受けて主力銘柄が大きく時間外取引で売られたことなどもあってあっさりと38,000円を割り込んで下値を試す動きとなった。寄り付きの売りが一巡となった後も手仕舞い売り、見切り売りがかさみ下値の節目と見られる37,700円~800円水準では下げ渋りとなったものの大幅安となった。
昼の時間帯も特に買いが入るということでもなく、後場に入ると戻りの鈍さなどが嫌気されてさらに売り急ぐ展開となり、下値を試す動きとなった。前場の安値を下回るとさらに下げが加速される形で37,600円まで下落となった。さすがに下げ渋りから戻りを試す場面もあったが、戻りの鈍さが嫌気されて売られ、最後は37,600円台は維持したものの安値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安となった。先物は散発的にまとまった売りが出て指数を下押す要因の一つとなった。どちらかというと先物主導というよりは現物株主導で下押した雰囲気だ。
昨日の大幅高がダマシとなったような感じだ。日銀の金融政策決定会合が始まるところで改めて利上げ懸念も強まったということもあるのだろう。加えて、芳しくない決算発表が多く見られたことで買われすぎ銘柄などを中心に売り急ぐ動きとなったものと思われる。
ここで空売りが積み上がっていなければさらに下値模索が続くことになるのだろうし、金融緩和が継続となっても戻りも限られそうだ。円安に対する警戒もあり、買われすぎ銘柄の売りもかさみそうで当面下値模索となるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
再度75日移動平均線を下回り、下値を試す動きとなった。まずは雲の下限水準までの下落も考えておかなければならないだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。