日経平均 | 38,236.07円 ▼37.98円 |
為替 | 1ドル=155.57円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 15億9,426万株 |
売買代金 | 4兆2061億10百万円 |
値上り銘柄数 | 645銘柄 |
値下り銘柄数 | 937銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 93.78% |
市況概況
為替の混乱や連休前の手仕舞い売りに押されて冴えない展開
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られていたこともあり、本日の日本市場は売り先行となった。
それでも38,000円台で寄り付いたあとすぐに38,000円を下回ったが底堅さが見られ下げ渋り、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物の水準まで下がらなかった。月初の買いも見られて、38,000円を維持できたことで今度は次の節目である38,200円~300円を目指す動きになって高値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯は連休前の持高調整と見られる買戻しなどもあって堅調な展開となり、後場に入るとさらに戻りを試すとなった。
それでも日経平均が38,300円を超えると買いが引っ込み上値の重さが確認されると再度手仕舞い売りに押される展開となった。何とか38,200円台を保っていたのだが、最後は手仕舞い売りも嵩んで後場の安値を付けたが、最後の最後は買いも入り、結局は方向感のない引けとなった。
小型銘柄は総じて手仕舞い売りに押されるものが多く冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたが指数を大きく動かすようなこともなく、終始方向感に乏しい展開だった。持高調整の売り買いが中心と見られ、断続的に一方向に動くこともなかった。
決算発表に反応しているものの相場全体としては上がれば売り、下がれば買いというような感じで方向感に乏しい展開となっている。決算自体も特にサプライズがあるということでもなく、好調ではあるものの織り込み済みというような銘柄も多く、指数への影響は限られている。
米国金利や為替に落ち着きがなく、米FOMC(公開市場委員会)を終えても方向感が見られず、反応できないということなのだろう。指数自体は上がれば売られ、下がれば買われるということで割安銘柄やディフェンシブ銘柄などが買われるのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線に上値を押さえられている状況には変わりない。値持ちが良いといえば良いが上値が重いといえば重い感じだ。雲の下限(先行スパン2)が上昇しているなかで割り込むかどうかでここからの方向が決まるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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