日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 38,490.17円 ▼347.29円
為替 1ドル=155.66円
売買高(東証プライム、以下同) 18億4,186万株
売買代金 4兆6224億98百万円
値上り銘柄数 363銘柄
値下り銘柄数 1,246銘柄
騰落レシオ(25日) 93.85%

市況概況

買われすぎ銘柄などが売られ一時大幅安

米国株はまちまちで方向感に乏しかったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られていたこともあり、本日の日本市場は売り先行となった。

特に売り急ぐ材料があったということでもなかったのだが、半導体関連銘柄の一角や目先的に上昇していた銀行株などが売られ大幅安となった。日経平均は節目と見られる38,500円を割り込んだところから買戻しなども見られて下げ渋りとなった。

昼の時間帯も特に手掛かりに乏しく手仕舞い売りに押され、後場も節目と見られる38,500円を下回って始まり、戻しても38,500円を抜けないということで上値が重く、上値の重さが確認されると再度下値を試す動きとなった。

それでも金利低下などもあって底堅さも見られた。結局は上がれば売り、下がれば買いということで大幅安水準での動きだったが、最後は買戻しも入り若干下げ幅を縮小しての引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を大きく動かすこともほとんどなかった。相変わらず下がれば買い、上がれば売りということで目先的に右往左往するだけで方向感は見られなかった。

保ち合い継続のなかで今度は下値を試す動きとなった。金利が低下したと言っても急騰したところで低下しただけということでもあり、金利低下でも円高となっているということは債券買い、株式売りのリスク回避とも考えられる。いずれにしても空売りも積み上がらず、大きく方向感が出るということでもなく、まだまだ38,000円台での保ち合いが続くのだろう。

テクニカル分析

日経平均

25日移動平均線を割り込んだものの雲の下限(先行スパン1)にサポートされた形となっている。ただ、75日移動平均線の上昇も止まるところであり、ますます上値は重くなってくるので、いったん下値を試すことになりそうだ。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。