日経平均 | 38,837.46円 ▼85.57円 |
為替 | 1ドル=156.19円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億5,936万株 |
売買代金 | 4兆2707億20百万円 |
値上り銘柄数 | 795銘柄 |
値下り銘柄数 | 800銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 101.92% |
市況概況
前日までの反動や米国景気懸念などから冴えない展開
米国株はまちまちだが、景気悪化懸念が強まった感もあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られていたことから本日の日本市場は売り先行となった。
寄り付きからの売りが一巡となるといったん戻したものの38,800円水準では上値が重く、再度下値を試す展開となり、今度は38,600円水準では買いが入るという状況で結局は寄り付きに近い水準で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られなかったが、月初の買いが続いて後場も下げ幅縮小となる場面もあった。ただ、今度は38,900円まで上昇すると上値が重くなり、その後はいったん38,700円台まで下げたものの何とか38,800円を超えての引けとなった。
月初の買いは入ったのだろうが、上がれば売り、下がれば買いという展開のなかで冴えない展開となった。特に買い上がる材料もなく、スタグフレーション懸念などからリスク回避の動きも出たものと思われる。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ、総じて堅調な展開だった。グロース250指数やグロース株指数は売られすぎた反動もあり大幅高となった。先物はまとまった売り買いは少なく、指数を大きく動かすことも方向づけることもなかった。基本的に上がれば売られ下がれば買われるという「いつもの」展開だった。
まだまだ保ち合いが継続ということで上値が重いと売り直され、冴えない展開となった。米国の経済指標次第ということなのだが、これまでのように芳しくない指標は利下げ期待につながるということでもなく、景況感の悪化などが示されれば日本市場もリスク回避のながれから大きく売られることもあるのだろう。空売りが積み上がらないと上値の重い状況は変わらないだろう。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線に上値を押さえられ、25日移動平均線にサポートされるという状況だ。どちらに放れるかということで方向が決まるのだろうが、25日移動平均線を割り込んで下値を試す展開になるのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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