テクニカル分析(ランド/円)
5月29日の選挙後は急騰していたが、ボリバン2σ上限からもみ合う。日銀介入もあり
日足、5月29日の選挙後は急騰していたが、ボリバン2σ上限からはもみ合う。日銀介入では連続陰線。7月3日-12日の上昇ラインがサポート。7月11日-12日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線上向き。
週足、3週連続で陰線だが、その間大きくは下げていないやや不思議な動き。ボリバン上位。7月1日週-8日週の上昇ラインがサポート。7月1日週-8日週のの下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線上向き。
月足、陰転。まだ2σ上限を僅かに越えている。4月-6月の上昇ラインがサポート。5か月線、20か月線上向き。
年足、2023年は円とデッドヒートを繰り返しほぼ同位の10位。今年は円を大きく引き離す。21年-23年の上昇ラインがサポート。08年-22年の下降ラインを上抜く。
喜望峰
対米関係悪化の懸念
米下院が南アとの関係を見直す動議を可決したが、南ア政府は米国との行き詰まりを解決できると確信しているとした。
動議はガザ問題に関する国際司法裁判所の判決を受けて、今年初めに議会に提出された。同裁判所は、イスラエルがガザで大量虐殺行為を犯した可能性が高いと判断した。この事案は南ア政府によって国際裁判所に提起された。
この法案はまだ米国の最高議会である上院に届いていないが、これが何を意味するのか南アのビジネス界ではすでに懸念の声が上がっている。
タウ貿易産業競争大臣は、代表団が2週間後にアフリカ成長機会法(AGOA)サミットに出席するために米国を訪問し、そこで各国のカウンターパートと二国間協議を行う予定であると述べた。
「我々は、アフリカ成長機会法はもちろんのこと、二国間関係も考慮しながら、南ア政府としてさまざまな問題に対してどのような立場をとるかについて、上院議員だけでなく下院議員らとも議論するつもりだ。南ア政府と米国政府、議会の間では友好的な取り組みが行われてきたと確信している」と述べた。