人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:カギは米6月PCEデフレーター
昨日のドル/円は下げ一服。キャリー取引の巻き戻しと見られる円買いが続く中、一時152円台を割り込み5月3日以来の安値を付けた。しかし、米4-6月期国内総生産(GDP)・速報値が予想を上回ったことをきっかけにNY市場で切り返すと154円台を回復。取引レンジは151.94円~154.32円前後で、日足チャートには下髭を長く伸ばした小陽線が刻まれた。これが下げ止まりのシグナルとなるか、本日の動きが注目される。東京市場では日銀の利上げ観測などが上値を抑える格好で伸び悩むことも考えられるが、カギはNY市場で発表される米6月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)だろう。市場予想は前年比+2.4%となっており、前月の+2.6%から伸びが減速すると見られている。食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターも前年比+2.5%と前月の+2.6%から鈍化すると予想されている。来週30-31日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているだけに、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視するPCEデフレーターに、市場は敏感に反応しそうだ。
注目の経済指標:米PCEデフレーター
注目のイベント:ユーロ圏インフレ予想
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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