日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 31,458.42円 ▼4,451.28円
為替 1ドル=142.32円
売買高(東証プライム、以下同) 43億2,668万株
売買代金 7兆9674億99百万円
値上り銘柄数 15銘柄
値下り銘柄数 1,625銘柄
騰落レシオ(25日) 80.23%

市況概況

史上最大級の大暴落、値下がり幅1位、値下がり率2位・・・225銘柄全銘柄下落

週末の米国株が大幅安となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大暴落となったことから、週明けの日本市場は売り先行となった。

特に新しい材料があったということでもないのだが、米国の景気鈍化懸念や地政学リスクなどが取りざたされてリスク回避の動きが進み、寄り付きから売り気配を切り下げる銘柄も多く、暴落となった。それでも節目と見られる34,000円台まで戻し、下げ渋り感もあった。

昼の時間帯は再度売り直す動きとなった。円高が止まらないことなどもあり、後場も冴えない始まりとなり、34,000円を割り込んでじりじりと値を崩す展開となった。戻らないから売る、下がるから売るということで下値を切り下げ、33,000円を割り込むとさらに売りが売りを呼ぶ展開となった。

そうなるとパニック的な売りが嵩み、下がるから売る、売るから下がるということで一気に史上最大の下げ幅を更新した。最後まで売りが止まらず、結局昨年後半の安値水準まで一気に下落となった。

小型銘柄もパニック的に売り急ぐ動きとなり、大暴落となった。業績も決算も関係ないということで売り急ぐ展開になり、グロース250指数やグロース株指数は大暴落だった。先物は午前中は戻れば売りという展開だったが、午後になると下がるから売る、売るから下がるということでパニック売りになり、指数を押し下げる要因となった。

為替も円が上がるから買う、買うから上がるという状況になり、円高を嫌気する動きもあって、史上最大級の下落となった。

かつてのブラックマンデーの値下がり幅を超え、リーマンショック時の値下がり率を超えるという状況で、これまでの下げのなかで一番、意味もわからず、下げた場面となった。政府の経済対策や金融政策などの対策が聞こえてくるかどうかということなのだが、特に特効薬もないのだろうが、さすがにここからは自律反発は期待しても良いのだと思う。

テクニカル分析

  日経平均

暴落につぐ暴落ということで下値目途が見えない状況だ。さすがに昨年後半の保ち合い相場の安値圏まで一気に下落となったので、少なくとも昨年後半の保ち合いの高値水準までは戻すと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。