この記事は2024年12月10日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年12月10日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。
現在の為替相場の傾向や相場観
現在の米ドル/円は、90日移動平均線と200日移動平均線の中でもみ合っている形。なおかつ直近高値と安値を結んだ38.2%戻しレベルで推移している。
先週6日(金)の米雇用統計後、売りが先行し激しく下落し過ぎた分が昨日9日(月)に巻き戻されたと見ている。しかもクロス円はおつりが来るほどに買われた。
雇用統計後あれほど売られた理由が自分の中では不明で、そこまで売られる数字だったとも思えず釈然としない。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは、先週同様148.00~152.00円。戦略的には跳ねたところを売りたい。ただし、現在は場が薄いことや、来週にFOMCと日銀の政策金利発表を控えていることもあり、積極的にトレードする局面でもなさそうだ。
トレードするにしてもサクッと利食いをして、リアルタイムのトレードに徹したい。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。