日経平均 | 38,798.37円 △278.28円 |
為替 | 1ドル=155.37円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 22億3,902万株 |
売買代金 | 4兆8961億51百万円 |
値上り銘柄数 | 858銘柄 |
値下り銘柄数 | 722銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 101.71% |
市況概況
前日の反動で買い先行となったが、上値の重さを確認して冴えない展開
米国株は軟調だったが、下げ渋り感が見られたことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、前日の大幅下落の反動もあり、本日の日本市場は買い先行となった。
買い気配を切り上げて始まる銘柄なども見られ、寄り付きから大きく戻りを試す動きとなった。ただ、寄り付きの買いが一巡となったあとは戻り売りに押され、上値の重い展開となった。上値の重さを嫌気して売られる銘柄も多かったが、半導体関連銘柄などが買われて下がることもなく値持ちの良い状況で前場の取引を終えた。
昼の時間帯は戻り売りに押される展開となり、後場は前場の終値を下回って始まり、中国の対米報復関税の話題などもあり、あっさりと前場の安値を下回り上げ幅縮小となった。下げ渋りも見られたが、下げ渋っても戻らないから売る、というような感じで戻れば売りという状況で上げ幅を縮小となった。引けを意識する時間帯には買戻しもあって切り返す場面も見られたが改めて上値の重さが気になると売り直され、結局は上げ幅を縮小し上値の重い引けとなった。
小型銘柄も昨日の反動で堅調なものが多かったが上値の重い展開となった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られ、指数を動かす場面もあったが、断続的な動きにはならず、はっきりと方向感を出すというよりは相変わらず上がれば売られ、下がれば買われる状況だった。
戻りの鈍さが気になるところで米中の貿易戦争が開始されたことも嫌気された。日本企業はどっちにしても影響は大きいということでもあり、今後も米中摩擦などに振り回されることになりそうだ。AIに絡む問題も特に買い材料となることもなく、相変わらず懸念材料とされることでもあり、冴えない展開が続くのだろう。決算発表が本格化しているが、好調な決算も多く、好決算銘柄で割安感がある銘柄などは買い直されると思う。
テクニカル分析
日経平均
戻りを試す動きとなったが25日移動平均線や基準線まで届かずに75日移動平均線や雲に上値を押さえられた形となった。再度下値を試す動きになるものと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。