日経平均 | 38,520.09円 ▼1,052.40円 |
為替 | 1ドル=155.36円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 25億5,084万株 |
売買代金 | 5兆5629億68百万円 |
値上り銘柄数 | 155銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,470銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 100.42% |
市況概況
米国の関税政策への懸念から大暴落
週末の米国株が軟調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も売られたこともあり、売り先行となると想定していたのだが、トランプ大統領がメキシコやカナダに関税をかけ、中国の関税を強化すると決定したことを受けて世界経済への影響が懸念され売り急ぐ展開となった。
寄り付きから売り気配を切り下げて始まるものも多く、総じて大幅安となった。戻りかける場面もあったが、戻りも鈍く再度売り直されて前場の取引を終えた。
昼の時間帯もさらに下値を試す動きが見られ、後場も比較的下げ渋りから始まったものの売りが止まらず前場の安値を下回る場面も見られた。さすがに38,500円を下回ると買戻しなども見られ下げ渋り、AIに絡む話題でソフトバンクGなどが買い戻され、指数を下支えする展開となった。それでも最後まで売りが止まらず、安値圏まで下がったが最後の最後は買戻しも見られ安値圏ながらも下げ渋り38,500円台での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数も大幅安だった。先物は9時前から売りが先行して指数を大きく下押す要因となり、その度も戻れば売りということで指数の下落に拍車をかけていた。
戻りの鈍さが気になったところで、ちょっとした材料で大きな下落となった。特に直接的に米国の関税強化の影響がどうしたということでもなく過剰反応ではあるのだろうが、上がれ売られ、下がれば買われるという相場のなかで悪材料が顕在化したことで売り急ぐことになったものと思う。依然として38,000円~40,000円での保ち合いが継続しているということで下がれば買われるのだろうが、上がれば売られるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
一気に39,000円を割り込み、25日移動平均線や基準線、75日移動平均線や雲を割り込んで下値模索となっている。ここからは逆に75日移動平均線や雲が上値を押さえながら下値模索が続くのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。