この記事は2025年3月24日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年3月24日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の騰落を計測すると、上昇通貨はスイスフランとカナダドルのみだった。円(-0.46%)は下落の中位に位置する。全ての通貨の上昇幅や下落幅は共に小幅にとどまり、通貨の序列もかなりランダムとなっている。
先週は日米の金融政策の発表を含め、中銀ウィークを終えているが、その結果は市場の想定内で、無風通過の様相だ。
米ドル/円の1週間の値幅は重要イベントを通過したにもかかわらず2円にも届かない1円96銭。日米ともに次の政策変更(日本は利上げ、米国は利下げ)の時期へのヒントはなく、為替取引を生業とする市場参加者の落胆の声が聞こえてくる。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週は3月も下旬入り、細かい経済指標の発表が続くが、大きな相場の流れを作るほどでもないだろう。こうしたなかで、シカゴ通貨先物市場の円買い残高は、依然高水準で推移する。
先週は米ドル/円の買戻しを警戒したが戻りの高値は150.14円にとどまった。しかし、ダウンサイドへのモメンタムは弱まっており、しっかりと150円台に乗せてきた場合、一段の上伸を排除しない。米ドル/円の深い押し目は買いでのぞみたいと考えている。
今週は米ドル/円で148.00~151.50円、ユーロ/米ドルで1.0750~1.1000ドル、ユーロ/円で159.50~164.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

▽ユーロ/円の日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。