外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年7月22日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉

目次

▼21日(月)の為替相場
(1):参院選 最悪のシナリオを避け円買い
(2):中国人民銀行 ローンプライムレート公表
(3):米財務長官「利下げすべき」
(4):ホワイトハウス報道官「パウエル議長の解任予定なし」

▼21日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:146.70円前後が下値目途/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

21日(月)の為替相場

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期間:21日(月)午前7時00分~22日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):参院選 最悪のシナリオを避け円買い

週末に投開票された参議院選挙で自民・公明の与党は獲得議席が過半数を割り込むこととなった。ただ、前週に与党の過半数割れを見越した円売りが進んでいたことで円の買戻しが優勢となった。その後、石破首相が続投の意向を表明したことで政治的混乱に陥るといった最悪のシナリオを避けられたことも円買い要因となった。

(2):中国人民銀行 ローンプライムレート公表

中国人民銀行(PBOC)は貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)について、市場予想通りに1年物を3.00%、5年物を3.50%にそれぞれ据え置くと発表した。

(3):米財務長官「利下げすべき」

ベッセント米財務長官はCNBCでのインタビューで、「通商協議は進行している」「合意の成立そのものは急がず、質の高い内容を望んでいる」などと語った。また、「インフレの数値が低ければ、利下げをすべきだ」「利下げは住宅市場を活性化する」との見解を示した。

(4):ホワイトハウス報道官「パウエル議長の解任予定なし」

米ホワイトハウス報道官のレビット氏は「トランプ大統領は連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を解任する予定はない」と語った。週末には、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙がベッセント財務長官が「経済は好調」、「FRB高官らが年末までに2回の利下げを行う可能性を示唆している」ことなどを理由にトランプ大統領にパウエル議長の解任を思いとどまるように説得したと報じていた。