この記事は2025年9月30日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年9月30日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
今週は米経済指標の発表が多い週だ。特に10月3日(金)に雇用統計があるので(※発表が延期される可能性あり)、それに向けて、毎日発表される指標に一喜一憂する週となりそうだ。
それと同時に日銀関係者の発言も多く予定されており、特に10月2日(木)の内田日銀副総裁の会見には注目したい。
米ドル/円が150円に近づいたことで、このところ日銀サイドから利上げが近いかのようなマスコミ報道がされた。しかしながら、日銀のスタンスとしては円安にしてはいけないので、単純に円安になれば利上げする、円高であれば何もしないということだと思う。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ここからは米雇用統計の結果を見て判断したいところではある。しかしながら、先週の米GDPは非常に強い数字だった。またアトランタ連銀GDPを見ても、7ー9月期は3.9%と予想されている。
米経済は思いのほか強い状況が続いているので、10月の利下げは予想されてはいるが、FRBがさほどハト派的に振る舞う状況でもないので、まだ急激なドル安局面にはならないのではないかと思っている。
米ドル/円は結局レンジなので、少し上方シフトして147円台は買い場で上は150~151円というレンジに上方シフトしたのではないだろうか。
▽米ドル/円 日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。