この記事は2025年10月7日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

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2025年10月7日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
予想外に高市新総裁が誕生し、マーケットは円安・株高の高市トレードとなっている。
これがどこまで続くかについてだが、今後の自民党人事や物価高対策等を見て判断していくことになると思う。ただ準備ができていなかった分だけ、高市トレードの継続性は強いのではないだろうか。 次の目標としては155円方向へのじり上がりを想定したい。
昨日6日(月)本田悦朗氏が「150円以上の円安は行き過ぎ」という発言をした。彼は安倍政権のときのアドバイザーではあったが、現在どのような権限があるのか不明だ。
高市氏は実現したい政策がたくさんあり、次は経済対策の規模が大きくなればなるほど円安が進みやすいということになると思う。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ここからは、JGBの金利水準が問題になってきて、一気に上昇するということはないだろうが、レベル的に1.7%や1.8%になってきたら注意が必要だろう。
▽米ドル/円 週足チャート

(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。