この記事は2025年10月23日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2025年10月23日(木)の午前9時時点に外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日22日(水)の米ドル/円は、高市トレードの円売りが一巡したことで新たな手掛かり材料を欠く中、151.49円前後から152.05円前後の比較的狭いレンジでもみ合った。
市場の関心は明日24日(金)に発表予定の米9月消費者物価指数(CPI)に向かっていると見られ、米ドル/円は本日23日(木)も「次なる材料待ち」で明確な方向感を持った動きにはなりにくそうだ。
ただ、日本株の下落が想定以上に大きくなれば円を買い戻す動きが強まる可能性もあることから株価動向には注意が必要だろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
昨日22日(水)は「トランプ米政権が重要ソフトウエアの対中輸出制限を検討」との報道などから米国株が反落。また、高市政権は金融所得課税の強化を検討していると報じられており、これらが日本株の重しになる可能性が高い。
日経平均先物は1%あまり下落しているだけに、現物の動きに注目したい。
▽米ドル/円 日足チャート
(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。




