この記事は2025年10月28日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PFU/stock.adobe.com)

2025年10月28日(火)の午後12時半時点に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

本日28日(火)高市首相とトランプ米大統領の首脳会談があったが、特に為替に関する話をしたという報道はない。しかしながら以前から為替報告書には米国側からの円安NG圧力と金利引き上げ要請があった。

よって、今回の首脳会談でもそれを踏襲しているのであれば、特に新しいことは言ってこないのかもしれないが、米国サイドは依然ドル安方向を目指していると考えられる。

そのため過度な円安進行となれば、介入こそ入らないものの、何かしらの発言など、動きは出るかもしれない。

今回も、木原官房長官から円安牽制発言があったが、さほど注目されるものではなかった。米ドル/円は結局、下がりそうで下がらない。

昨日27日(火)は153円台に乗せてから反落はしたものの、152円は割れておらず、仮に割れたとしても151円台はかなり堅そうな気がする。

ただとりあえず現在は、ロングのポジション調整で下がって来ているようだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、150.50~155.00円。

150~151円台は下値が堅そうなため、基本的には押したところを買っていきたいと考えており、153円ミドルから155円にかけて跳ねたところで利食うようなイメージ。

また155円付近は一度売ってみたいと思っている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。