この記事は2025年11月18日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2025年11月18日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
今週は米政府閉鎖中に発表予定だった雇用統計等の経済指標が発表される。
その数字が極端なものであれば売買材料になるが、統計上の正当性も疑わしく、数字の解釈も難しくなるため、目の前の株価の下落、そして高市政権の日銀金融政策への介入度合いの方がより問題になってくるのではないだろうか。
そういった意味では本日18日(火)の高市首相と植田日銀総裁の会見と、会見後の植田日銀総裁の発言が重要になってくる。
ただ基本的に高市政権は、利上げは望ましくないであろうことから、おそらく円安が続くことになると思う。
現在の為替相場の戦略やスタンス
マーケットは時々、「株価下落に伴うリスクオフの円高」にもなるのだが、そのバランスが難しいという気がする。
最近のマーケットを見ていると、徐々に「リスクオフの円高」というのはなくなりつつあるので、むしろかつてのように「株安・円安」という最悪な展開にもなりそうかと思っている。
戦略的には引き続き米ドル/円の押し目買いスタンスで、160円を目指す動きを想定している。
▽米ドル/円 日足チャート
(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。




