| 日経平均 | 48,702.98円 ▼1,620.93円 |
| 為替 | 1ドル=155.05円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 26億2,788万株 |
| 売買代金 | 6兆4627億40百万円 |
| 値上り銘柄数 | 198銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 1,383銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 104.08% |
市況概況
買われすぎ銘柄の修正安が続き大暴落
米国株が軟調となったこともあり、本日の日本市場は売り先行となった。
調整感が強まっているところで、日経平均に影響の大きな半導体株などが手仕舞い売りに押される展開で指数を押し下げると売りが売りを呼ぶような展開となり、一気に下値を試す動きとなった。いったん50,000円を意識するところまで戻したが、戻りきらないことで見切り売りもかさみ売りが売りを呼ぶような展開となり、下げ渋り感は見られたものの大幅安となった。
昼の時間帯には先物に手仕舞い売りが出て後場に入るとさらに下げ幅拡大となった。あっさりと前場の安値を割り込むと49,000円までも割り込んで戻りも鈍く、下値模索という状態が続いた。買われすぎ感が強かったことで、決算発表が出揃い、オプションSQ(特別清算指数)も終わり、改めて持高調整の売りなども見られたのだろう。そして下がるから売るという動きもあり大きな下落となった。最後まで買い気には乏しく、安値を意識した水準で引けた。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調となった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売りが散発的にみられ指数を下押す要因の一つとなった。ヘッジ売りの面もあると思うが、下がるから売るというような売りが多かったと思う。
かなり強烈な調整となっている。半導体関連銘柄など買われすぎ感が強かったものが買い戻し一巡となったことで売られているという面もあり、買い戻し以外買いが入りにくいことでちょとした売りに押されるものが多くなっている。そして下がるから売るということで売りがかさんでおり、ここで空売りが積み上がらなければさらに下値模索が続くのだろう。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線を割り込んで今度は75日移動平均線や雲のサポートを試す動きとなっている。遅行スパンがローソク足にサポートされての下げ渋り、反発も期待される。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!


