本記事は、西 剛志氏の著書『脳科学×最新研究が解き明かす64のテクニック 「伝える」が「伝わる」に変わるひみつ』(アスコム)の中から一部を抜粋・編集しています。
(画像=Amanda112/stock.adobe.com)
話の印象を相手の頭に残したいときは?
ストーリーで伝える
物語は、話を自分ごとにする
伝え方NG
「ものを大切にすることが大事です!」
伝え方OK
「私がものを大切にするようになったきっかけは、○○といったエピソードがあったからなんです」
「聞き手」の脳を「話し手」と同じように働かせる
一生懸命話を聞いているのに、なぜか内容が頭に入ってこないということは、意外とありますよね。
でも、ストーリーで話されると、そんな状況が一変することが、プリンストン大学の研究でわかりました。話し手がストーリーを語ると、聞いている人の脳が、話し手と同じような脳活動をしていたというのです。
これは、ストーリーを話すと、相手の脳も自分と同じように動きイメージする、つまり解像度が高まることを意味しています。
ストーリーで脳のさまざまな部分が活性化する
通常、私たちが言葉を聞いているとき、言語中枢という狭い範囲だけが活性化しますが、ストーリーを聞いているときは、下のイラストのように、こんなに反応しています。
言葉をただ聞いているだけでも、ストーリーになると脳の働きは大きく変わります。聴覚野だけでなく、情景を思い描く視覚野や、体の感覚を司る感覚領域まで動き出すのです。
とくに「痛みを乗り越える話」を聞くと、感情を処理する腹内側前頭前野や、自己と深く関わる楔前部が強く反応します。
まるで自分の体験のように感じ始めるのです。
話がストーリーになるだけで、脳全体で“体験”しているかのように、脳のいろんな場所が反応するのです。
(画像=脳科学×最新研究が解き明かす64のテクニック 「伝える」が「伝わる」に変わるひみつ)
まとめ
話にストーリーを込めるだけで、聞き手の脳は活性化し、解像度も高まる
西 剛志(にし・たけゆき)
脳科学者(工学博士)、分子生物学者。1975年生まれ。東京工業大学(現東京科学大学)大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人の脳のしくみ、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、全国の上場企業から教育機関、高齢者、主婦までこれまで4万人以上に講演会を提供。テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』をはじめ、NHKから日本経済新聞までメディア出演多数。
著作は『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える 「やりたいこと」の見つけ方』(PHP研究所)、『あなたの世界をガラリと変える 認知バイアスの教科書』(SBクリエイティブ)、『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)、『脳科学的に正しい! 子どもの非認知能力を育てる17の習慣』(あさ出版)、など、海外を含めて脳に関する書籍は累計発行部数45万部を突破。2025年に台湾義守大学日本研究センター顧問に就任。
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著作は『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える 「やりたいこと」の見つけ方』(PHP研究所)、『あなたの世界をガラリと変える 認知バイアスの教科書』(SBクリエイティブ)、『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)、『脳科学的に正しい! 子どもの非認知能力を育てる17の習慣』(あさ出版)、など、海外を含めて脳に関する書籍は累計発行部数45万部を突破。2025年に台湾義守大学日本研究センター顧問に就任。
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脳科学×最新研究が解き明かす64のテクニック 「伝える」が「伝わる」に変わるひみつ
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- 話が残る人はストーリーで伝えている
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